楽天経済圏では一定期間において、獲得ポイント総数および回数が規定数を超えるとランクアップします。
正直ランプアップによるボーナスはそれほど目立ったものが無いのが現実ですが、今回は比較的手間をかけずにダイヤモンド会員になりなおかつキープする方法を紹介します。
(2020/12/5 : 記事アップデート)
1. ダイヤモンド会員条件
ダイヤモンド会員になる&ランクをキープする条件は以下です
項目 | 条件 |
---|---|
参照期間 | 直近6ヶ月 |
楽天ポイント獲得回数 | 30回以上 |
楽天ポイント獲得総数 | 4000pt以上 |
また、対象となるポイントは通常ポイントのうちの一部であることに注意です。
SPUやキャンペーンなどで得られる期間限定ポイントはランクアップの対象外です。
基本的にお金を払って利用するサービスで得られる通常ポイントという認識でOKです。
チェックは毎月行われるので1ヶ月単位でコンスタントに均すと
項目 | 条件 |
---|---|
楽天ポイント獲得回数 | 5回以上 |
楽天ポイント獲得総数 | 667pt以上 |
となります。これらを満たすようなムーブをそれぞれで確認していきましょう。
2. ポイント獲得回数の稼ぎ方
結論から言うと、
楽天のポイントをある程度溜める、溜めたポイントは使う
を実行していると特に気にしないでもクリアできます。
一応証明として、私の事例を。
2.1. 楽天カードの利用
楽天カードを作って、何も利用しないという方はいないと思います(楽天経済圏にいる意味ないですしね)。
一部対象外の物がありますが、利用料の1%が毎月通常ポイントで還元されます。
楽天のサービスを使ってないとしても、水道光熱費辺りをカード払いにしておけば引落は毎月ありますからね。
これで1回。
2.2. 楽天銀行の利用
楽天経済圏の人は楽天カードの引き落とし口座として、楽天銀行を設定していると思います。
そこで、ハッピープログラムを利用して回数を稼ぎます。
何もしなくても最低2,3回は簡単に稼げるはずです。
2.2.1 入金
毎月、給与等の収入を少なくとも1回は口座に入金しているはずです。
他行からの振込は1日ごとに、給与/賞与や年金の受け取りは1件ごとに1pt獲得できます。
これで、毎月最低1回は獲得しているはずです。
どうしても回数を稼ぎたいのであれば、給料を2日とか3日に分けて入金するのもアリです。
2.2.2 引き落とし
2.1. 楽天カードの利用で説明した通り、楽天カードは月100円以上は使っているはずなので、引落が発生し1回ポイントを獲得できます(3pt)。
よって、ここでも1回は獲得できているはずです。
また、iDeCoなどのその他の引き落としを行っている場合は、銀行引落1回につき1ptを獲得できます。
2.2.3 デビットカードの利用
月払いをしているサービスを2個以上持っている人がほとんどだと思います。
楽天のデビットカードはクレジットカードと同様に利用額の1%のポイントが還元され、なおかつクレジットカードの還元とは別にカウントされます。
そこで小技ですが、定期的なカード支払の一部をデビットカードに分散させることで、獲得回数を1回稼げます。
2.2.4 振込
他行への振込がある方は1件につき1回ポイント(1pt)を獲得できます。
振込金額に対するポイント還元は無いので、可能な限りクレジットカードかデビットカードで支払いましょう。
家賃などでカードで払えないケースなどはこちらで回数を稼げます。
2.3. 楽天証券
楽天証券ではマネーブリッジを設定し、楽天ポイントコースを選択、さらに楽天銀行でハッピープログラムを選択していると。
所有している投資信託10万円毎に毎月4ptもらえます。
とりあえず10万円ちょい投資信託積んでしまえば、毎月1回が確定するのでオススメです。
2.4 楽天Payの利用
溜めたポイントは使わなければ消えてしまう!ということで使っていきましょう。
楽天市場で買い物をしなかったとしても、そこいらで使える楽天Payをお買い物で利用していけば回数は稼げます。
2.4.2. 通常利用
楽天PayはPayPayと比べると小さな個人店で使えないケースにちょくちょくぶち当たりますが、大手のコンビニや大手スーパーなどでほぼは使えるところが多いです。
ポイントまたは楽天キャッシュ(=チャージした現金)利用の際に1%の還元があるので、普段の買い物で利用するだけで簡単に回数を稼ぐことができます。
2.4.1. Suicaチャージ
楽天PayアプリからのモバイルSuicaチャージ0.5%還元もポイントアップ対象です。
額は小さいものの、チャージ(最低1,000円~。楽天カードから限定)するだけで回数稼げるのは良いですね。
モバイルSuicaの還元としてはビューカードでのチャージの方が1.5%相当と3倍たまるしオートチャージもあるので良いのですが、管理するクレジットカードを増やしたくない人であれば楽天Payでの運用もアリだと思います。
私は在宅勤務率が高く、定期券も購入していないので「んービューカード作るほどではないか~」ということで楽天PayからチャージしてモバイルSuica使ってます。
以上で仮に楽天市場での買い物が0回でも、月5回は軽くクリアできるだろうということがお分かりいただけたかと思います。
3. ポイント獲得総数の稼ぎ方
6ヶ月で4,000ptをクリアするには、1月辺り667ptをクリアする必要があります。
カードの利用での還元率は1%であることを考えると、月の利用料で66,700円分相当利用になります。
これはそこそこ大きいですが、稼ぎやすい方法をいくつか紹介します。
3.1. 楽天市場で楽天カードで買い物をする
楽天市場で買い物をすると、対象となる通常ポイントが1%もらえます。
楽天カード決済の場合は月末の引き落としで利用分の1%の還元があるので、実質2%分程度の対象となるポイントを稼げます。
$667 / 0.02 = 33,350$ より100円未満の端数を切り上げて33,400円以上買えばクリアです。
3.2. 楽天ポイントカードの加盟店で買い物をする
楽天ポイントカード加盟店で、ポイントカードを提示して買い物をすると対象となる通常ポイントが0.5%~1%もらえます。
支払いをカードまたは楽天Payにすれば利用分の1%は還元されるので合わせて1.5%~2%のランクアップ対象ポイントが得られる計算です。
1.5%換算でも $667 / 0.015 = 44,467$より200円未満の端数を切り上げて44,600円利用すればクリアです。
3.3. 楽天カードで投資信託積み立てをする
楽天証券のハッピープログラムでカード積立を行うと、毎月50,000円を上限に1%のポイント還元されます(楽天カードの支払いに対するポイントとしてカウントされる)。
単純な消費ではなく資産形成のついででたまるのが非常によいですね。
楽天証券に関してはこのポイント還元分を除いても業界最安値クラスの手数料で優良な投資信託を購入できます。
積み立てNISAと併用すれば最大限に利点を享受できますね。
雑に言うと、そもそも毎月50,000円積み立てする予定のある人は、タダで500ptもらえるのとほぼ同じです。
3.4. 高額の固定費を楽天カード払いにする
家庭により事情が異なるので最後に書きます。
家賃7万円とかを楽天カードで払った場合はそれだけで条件クリアですね。
他にも光熱、通信費など、払えるものがあればそれを割り当てるのが良いです。
毎月払わなければならないものを楽天カードで払うだけなので、失うものは何もありません。
しいて言うならカードの枠が少ない方は枠を圧迫しますので、その場合はデビットカードの支払いも検討してみてください。
楽天デビットカードも還元率は1%、 楽天カードは楽天市場で買い物を利用するときに最大の効果を発揮するので、楽天市場以外での買い物はデビットカードに集約するというのもアリです。
枠に余裕がある人はなるべく楽天カードで支払いを行い、信用を積み立てましょう。
3.5. それでも金額がクリアできない!という人へ
ここまで、紹介した方法の中でできることすべてをやってもクリアできないという方へ
おめでとうございます!あなたの生活費は極限まで安いです!
月の生活費が食費込みで5万円とかそういうレベルだと思います。年額にして60万円。
一般に年の生活費の25倍程度の優良投資信託を保持していれば不労所得で暮らしていけるといわれています。
$600,000 \times 25 = 15,000,000$ (1,500万円)の金融資産を溜めることを目指しましょう。
日本の平均年収は2020年現在426万円程度と言われています、それよりかなり少ない年収250万円であったとしても手取りは約200万円なので
$ 15,000,000 / (2,000,000 - 600,000) =10.7142$(年)。積み立てた資産自体が稼ぐことも考えると10年かからずに、働かなくても今の暮らしができるようになります。
仮に中央値と言われる年収350万円で計算した場合手取りは270万円程度、
$ 15,000,000 / (2,700,000 - 600,000) =7.1429$(年)。
ほぼ平均値の年収420万円で計算した場合手取りは325万円程度、
$ 15,000,000 / (3,250,000 - 600,000) =5.6604$(年)。
高給取りを目指せとは言いませんが、平均程度に収入を上げてしまえば6年かからずリタイヤできてしまうので、年収増やしましょう~。
4. まとめ
楽天のダイヤモンド会員をキープするにはどれくらい頑張る必要があるのか?を説明しました。
ぶっちゃけ投資信託の積立をしているレベルの人であれば目をつぶってでも達成できてしまうので、情報量少ないのは申し訳ないですね。
逆にそのレベルの収入の人で「楽天経済圏に移行すべきか」判断基準にはなったのではないでしょうか。