今回から実際にモノを動かしていきましょう。
まずはSony謹製 Neural Network Consoleを雑に使っていきましょう。
1. まずはダウンロードだ
積もる話はありますが、ダウンロードが約1GBありそれなりに時間が掛かるのでまずはダウンロードから。
Windows 版のダウンロードはこちら dl.sony.com
要求スペックの記載はないですがこのくらい。
- CPU
概ね、4core 8threadで3Ghz程度あれば大丈夫。
出来れば8core 16thread欲しいけど。 - OS
Windows10にしときましょう。
8だと最新版が動かない=不具合対応されていない可能性がある。
え?「うちはまだ7なんだよ!」?回れ右しておかえりください。- Memory
最低8GBあればなんとかなる。
出来れば16GBは欲しい。あればあるほど良い。
- Memory
- GPU
無くても良い。
本格的にやりたいので買うのであれば、NVIDIAのRTXシリーズの最新の60番台クラス以上を推奨。
ゲーマーやCGクリエイター等はディープラーニングもやるなら奮発しても元が取れるぞ。
AI技術系に転職したい人も勉強して転職できれば元が取れるぞ。
まぁ、試してみて「使えそうだし、今後もしっかり使いたいけど、遅っいな!」って思ったらマネーをつぎ込みましょう。
もしくは、クラウド側で使えるサービス(一定の使用量なら無料。個人で勉強で使う分にはOK)もあるので別枠で紹介しましょう。
2. ツールの選定基準
ダウンロードしている間に、ディープラーニングを体感する、あわよくば日常的に使っていくために選んだNeural Network Console。
その選定基準についてばばーんと。
- Sony謹製
日本人になじみの会社なので安心感がある。
本当に安心できるかはおいておく。
当然というわけではないが、日本語のマニュアルもあるのでその辺もOK。 - チュートリアル動画が豊富
Youtubeにチャンネルがあり、日本語の解説動画が豊富です。
ノリも落ち着いているので会社で開いても上司に怒られません。
今回の解説シリーズで気に入ったらチャンネル登録するのも良いでしょう。 - インストールが簡単
基本的にはアプリが1つのディレクトリにまとめて解凍されるだけなので特にやることなし。
3. インストール
CPU版を使うだけなら簡単。
先ほどダウンロードしたneural_network_console_210.exeを好きなところで実行するとneural_network_consoleというディレクトリに展開されます。
こういう時のお約束として、展開先はパスに全角文字や半角スペースなどが入っていないところにすると後々問題が無いです。
展開された中にあるmanual_ja.pdfにセットアップの詳細が書いてあるので、GPUを使いたい!などその他の設定をしたい人はこの中を読んでいくことになります。
neural_network_console.exeをダブルクリックするとNeural Network Consoleが起動します。
起動すると以下の画面が立ち上がると思います。
物騒な警告が書いてありますが。
- VisualStudio2015再頒布パッケージを入れてください
- GPUを使いたい人はCUDAを有効にしてください
とのことです。
最低限必要なVisualStudio2015再頒布パッケージへのリンクを置いておきます。
不安であればとりあえずダウンロードして実行しておくと良いでしょう(ある場合はあるよ!って出て何もしないで終わるので。
この時は一端Neural Network Consoleは終了させてください。
準備ができている方はOKを押して警告ダイアログを閉じて次に進みます。
すると、サインアップをしてくれと表示が出て、サインアップするサイトに飛ばされます。
Googleアカウントを使うか、ソニーアカウントを使うかなので今回はGoogleアカウントを選択しました。
Activation completed successfully. Close this window and return to the Neural Network Console.
とブラウザに表示されたら。閉じて、Neural Network Consoleに戻ります。
使用許諾の「同意する」にチェックをつけて「適用」すると利用開始です。アップデートが始まります。
アップデートが完了すると。HOME画面にいっぱいサンプルプロジェクトが表示されていると思います。
これでインストールはここまでです。
4. 次回予告
今回はほぼ、pdfのP.16~あたりの内容のまんまですね。良いのか。
この上なく雑に始めるディープラーニング③ - Neural Network Console 手書き文字認識編 -
公式のサンプルを実際に動かします。
そのあとでサンプルをちょこっと弄って自分の都合の良い感じにします(予定)。