今回は日々勉強をしていくうえでめちゃくちゃ効果がある表題のメソッドについて解説して行きたいと思います。
1. 前提!
捨てていいという過激なタイトルはつけていますが、基本的には読んでから捨ててます。
また、すべての本を捨てた方が良いという類の話でもないのでその辺はご了承ください。
だいたい積ん読の弊害みたいな一般的な話。
2. 積ん読の弊害
技術書も本なので、積ん読のデメリットは当然出ます。
技術書固有の話でもないので、ここで一旦分けておきます。
2.1. なんか読んだ気がして頭が良くなった気がする
実際は読んでないから何も改善していない。
2.2. 場所と金の無駄
その本が無ければ、別の本や物を置けるし、そもそも買わなければ他のことにお金を使えていた。 使ってなくても利息か投資リターンはついてるやろ定期。
2.3. プレッシャーになる
読まなきゃってプレッシャーになって、人によっては「読むまで次のは買えないな」となる。
これは、新しい情報から遠ざかる原因になるので案外デメリットが大きい。
3. 技術書積ん読特有の問題
技術書積ん読特有の問題はこちら。
3.1. 技術の陳腐化
特に新しい技術の文献はそうですが、新しい技術は基本的には古い技術より良いから発表されて書籍化されるので、古い技術を学ぶ意味が薄れるケースってのが結構あります。
古典とかは基礎とかはなりづらいのですが、古典や基礎は習得済みの人がもちろん多いわけで、差別化するとなるとそのうえでどれだけ最新技術にキャッチアップできるかみたいな話になります。
3.3. 学びやすさの向上
時間とともに、基礎や古典であっても学習コンテンツ側が進化することも多々ある。
プログラミングなどで言えば最近の書籍は、書籍内でのコードはGithub上でリポジトリが用意されているものも多く、学習のコストがより低くなっている。
これらの外部コンテンツは誤りがあった場合は修正アップデートされることもあるし、電子書籍であれば無料で改版されることもある。
また、既存の書籍よりわかりやすい説明や図が加えられていることも多く、より早く正確に学べるメリットの方が、古い本を手放すデメリットより大きいことが多い。
4. 実際問題いつ捨てる?
4.1. 捨てない本の基準は?
辞書的に使う本、や良く使う本は残しますね。
ポイントは使うってとこで、学ぶってとこではないですね。
学ぶための本は捨ててしまってもおよそ問題ないレベルに達したことが習得なので。
あ、もちろん本の内容全部丸暗記しろ!とかそういう話ではない。
要旨と重要な式とかが理解できて覚えられてればいい感じ。
あと、何か好きな本とかは別枠でとっておくのは否定しない。
4.2. あとは期間で機械的に
その本を3ヶ月程度触っていない、その本について3ヶ月程度考えていない場合は大抵の場合は捨ててもOKです。
その本の為に3ヶ月も時間を割けないのであれば今時間をさけている分野の本を新しく読んだ方が大抵良い。
「いつか」は大抵来ないし、「いつか」がしょっちゅう来るようでは、捨て方以前に買い方を考えるべき。
5. 本を捨てるの悪くない?もったいなくない?
正直、この思考の人はキャッチアップできません(断言)。
より効率が悪いもので学習して、学習期間がかかる方が大抵損失がデカいです。
そして、既存の本を超えるべく新たな本が出版されるのに、それを認めずに古い本にこだわるのは新しい本に失礼なので悪くもないですね。
悪者になりたくなければどちらも買って、どちらも読めば損するのは自分だけで済みますよって話。
あと、合わない本だってわかることだって立派な情報だし、他の人に良いからって自分に良いとは限らないので、自分のことは自分で自信をもって切り捨てていきましょう。
最悪、もう一度買い直すだけですよ?大したケガじゃない。