わくわく計算ライフ

ドムプラをキメつづけるブログになりつつある。

自己啓発本の読み方

年に数冊程度は自己啓発本を読むわけですが、実際のところ適当に読むと9割方クソです。
それでも読み続けるには理由があるのでその理由と、読み方について個人的見解を述べたいと思います。

1. なぜ自己啓発本は大抵がクソなのか

クソの定義は色々あるのですが、本エントリでの定義は自分の役に立ったかどうかです
なので、一般的に絶賛されていても自分に合わなければクソで、逆に一般的にはあまり売れてなくても自分に合えばnot クソです。
ここでは良くあるクソパターンを上げさせていただきます。

1.1. 自分語りが多すぎてクソ

人類共通項は多いとは言え、それぞれ事情が違うもの自分に適用できないメソッドはどんなに素晴らしくてもクソです。
特に多いのが著者の自分語りが多いタイプ、つらつらと何ケースも著者における成功例を上げるタイプの本。
はっきり言って地雷度が高いです。一方合致するタイプの人が信者になりやすいケースが多いのもこのタイプです。

1.2. 内容が薄すぎてクソ

多くの自己啓発本の著者ななんだか知らないのですが「ストーリー的なものが無いと読者はイメージできない」と思い込んでるらしく、何か長ったらしいドラマ見たいなページが結構を占めます。
具体例を挙げるのは良いのですが「もうちょい短くならん?」「要点を言え」と思います。
この手の本も地雷度が高いです。
ぶっちゃけ目次を見て内容が良くわからない時点で大抵アウトだと思って良いでしょう。

1.3. 根拠が無さすぎてクソ

客観的なデータや参考文献が引用されていないタイプ。
一部のスピリチュアルなものを除いて基本クソです。
「ぼくのかんがえたさいきょうのらいふはっく」につき合っている暇はない。
ちなみにスピリチュアルは完全否定しない派です、同じやるなら気分良くがモットーなので、気分が上がればそれはルーティーンでもなんでもいいです。
ただし、セミナーに誘導する本は十中八九クソです。

2. 自己啓発本の買い方

個人的に良いと思っている自己啓発本の買い方です。

2.1. 実本を見て買う

自己啓発本を買う時の方針で結構重要視しているポイントです。
理由は以下です。

2.1.1. 中身を見れる

書店で見る場合は中身を見れるのでそこで判断可能です。

2.1.2. 処分方法が多岐に渡る

主に気に入らなかった場合は
・売る
・叩きつける/燃やすなどしてストレスを発散できる

良い本だった場合は、 ・会社のデスクに置いてプレッシャーをかける ・周囲に薦める(大抵そのままあげる)ことで周囲の環境が良くなる
・本を読んでいるとなんかすごそうな印象を与える

と多岐に渡ります。これは電子書籍にはないメリットです。
逆に専門書等は同好の士とにしか気づいてもらえないのでこの手のメリットを得ることが難しいです。

2.2. 新しい本を買う

ロングセラー、ベストセラー的な本を除いて、古いものを読む意味はあんまりないです。
それこそこのジャンルの研究をしているとかでもない限り。

・新しい手法は過去の手法より優れた点があるから出ている
・最新のトレンドにキャッチアップできる。そういう雰囲気も醸し出せる ・古い本を読んでも周りに「何それ?」と言われて話が広がらない

この辺が大きいですね。

2.3. 基本的には売れている本・話題の本を買う

著者が宗教関係で無い場合は売れている本にはその内容に理由がることが多いです。
(タイトルが過激とか、芸能人が書いてるから…みたいなのが理由の本もありますが)
これをもって良くも悪くも読む価値あり、とします。
個人に鋭く刺さるタイプの書籍については自分でジャンルごとに掘って探すしかないですが、
比較的汎用的な内容の物はこういう選び方で良いと思います。

売れている本を読むことで、本の内容自体以外にも得ることができるのがポイントです。
具体的には

・こういう考えについて興味がある人が世間に多いということが知れる
・本の感想を聞くことで、その人がどういう考えを持っている人かを計り知ることができる

この2点が大きいです。特に余り良く知らない人を計る指標になりえます。

3. 自己啓発本の読み方

これ、意外と知らない人が多いかもしれない。
やってる人からすると当たり前な内容ですが。

3.1. 目次は読む

自己啓発本に限らないですが、目次から情報が得られない本は基本的にアレな本と思って良いです。
(小説とかの純粋娯楽本は除く)

3.2. ストーリー的なやつは飛ばす

結論を読んで、意味が分からない場合は具体例のストーリーを読みます。
結論でわかる場合は読まんでいいです。時間の無駄です。
ストーリーを読んでもわからない本はクソ本です(少なくともその時点のあなたにとっては)。
前提となる別の本で知識をレベルアップしてから再挑戦するか、「クソがー!」と叫んで廃棄するかしてください。

3.3. わからない時は実践してみる

知識レベルが足りない時の読み方です。
分からない時はなるべく忠実に実践してみます。
実践してみて効果が無ければあなたにとってはクソ本です(以下略)。

3.4. 自分の経験から考えてみる

知識レベルが足りている場合の読み方です。
紹介されている手法について自分に当てはめて考えてみます。
それで、わからない(五分五分)あるいは、よさそうなものについては試してみましょう。
やらなくて良いことはやらない、やらなくて良いことが分かったこともある意味利益と言えるのでどっちに転んでも比較的いい結果になります。

3.5. 他人のレビューを読む

これは、クソ本センサーを鍛えるための読み方です。
内容の割に、称賛レビューがやけに多いな…などクソ本のパターンがあるていど分かってきます。
これにより、クソ本回避率が上がります。

3.6. SNSで過度に持ち上げない

信者っぽい人に絡まれる率が上がります。
褒めるときも比較的冷静なテンションで褒めましょう。
セミナーに誘われたら一旦は断りましょう。

4. さいごに

「新年なので、自己啓発本でも読んで今年は変わるぞ!」みたいな方もそれなりに居ると思いますが、読み方をちゃんとしないと時間の無駄です。
また、この手のタイプの人は「他力で現状を何とかしたい」という気持ちが溢れているのでマルチ商法などに狙われやすいと思います。
ひそかに着実に読書を重ね地味に自力を上げていくのが吉です。

何事においても銀の弾丸は存在しない