わくわく計算ライフ

ドムプラをキメつづけるブログになりつつある。

よーわからん人向けのクレカの作り方・使い方

新年で色んなことをしようとする人を応援したり水を差したりしています。
今回は過去にも何回か触れたクレジットカードについて説明します。

1. スマホ持ってる時点でクレカが怖いは意味が分からん

現代社会、特に都市部在住の方の殆どはスマートフォンを持っていると思います。
スマートフォンの支払いは、どこも大体月末で利用量を測って、翌月に請求がくるのが殆どだと思います。
スマホ系のショッピングサイトで買った場合は、その分の利用料がキャリアの利用料と一緒に請求されます(キャリア決済)。

この仕組みクレジットカード決済とほぼ同じです。

これでも、なぜかキャリア決済はOKでクレカ決済は借金だからNGって人が一定数います。
不思議過ぎる、意味が分からん。
この手の人を説得しても余りこちらは得をしないので、そのまま這いつくばっててくださいというのが正直な感想です。
這い上がりたい人はもう少しお勉強しましょう。

2. クレカNGマン対策

クレカNGマンのあるある問答への解答。
ほぼ煽りです。

2.1. クレカは借金だからNG

そもそも、すべて一回払いで翌月に払うという使い方が基本です。
なので「NGなのはクレカでは無くクレカで借金しようと考えてるお前じゃ」。
てか、お前の使っとるスマホもほぼ同じなんじゃが…???

2.2. いくら使ったかわからなくて使い過ぎる

お前は収支や残高を把握しておらんのか?
ATMでお金を下ろそうとして「下ろせません」って言われることでお金がないことに気づき「ふう、入ってる金額以上は使えないから現金は安全だな!」とか言ってんの? とりあえずマネーツリー辺りを入れて家計管理ができるようになったらまたおいで。

getmoneytree.com

2.3. リボ払いが怖すぎる

リボ払いを使用する前提のお前が怖いわ。使うな。
自動車のメーターが150km/hまでついてると「一般道で150km/h出したらつかまるから車乗れんわ」とか言うタイプか?
出来ることとやっていい事の区別をつけて。

3. クレカの作る際のポイント

クレカを作る際に気を付けるポイントを最初に言っておく。
どういうクレカを作るべきかとかは後回し。

3.1. あくまで決済手段として考える

前述しましたが一回払い以外の使用は基本的には禁止です。
クレカの利用限度枠はあなたの収入でも資産でもない
これが分からないうちは絶対に作ってはいけません。
周囲を巻き込んで不幸になります。

3.2. リボ払い設定は絶対にしない

最近は申込時の選択に「はい」で答え続けると自動リボ払いとかになったりします。
ここだけは絶対に気を付けてください。
面倒なカードだと必ずリボ払いでの申し込みになり、申し込み後にWeb上からリボ払いの設定を解除しないとならないケースもあるとか。
最初に必ずチェックしましょう。

3.3. はじめは上限が10万円程度

全然作ったことが無い人がクレカを作った場合、上限が大体10万ぐらいになることが多いです。
クレカで日常的な決済をするのに必要な枠ですが、枠の復活タイミングの関係上定常的に使う金額の2倍は必要です
なので、10万円の枠だと毎月利用できる金額は5万が上限ということになります。
都内でそこそこ便がいいところに住んでると、家賃支払いは余裕で5万円超えるので、この時点で初期段階では家賃が払えないということになります。
ある程度継続的に使い続けていて、支払に遅滞が無ければ半年から1年で枠が増やせるのではじめは修行しましょう。

3.4. 複数枚作らない

初めての人は絶対複数枚作らないでください。
間違いなく管理できなくなります。
慣れてくると2~3枚程度になって、めっちゃ金持ちになると逆にメイン1枚とかになるみたいです。
やっぱ、高額をコンスタンスに利用する人には特別なサービスが行くみたいですからね…。

4. さて作るぞ!

ようやく作って良い段階に来た。

4.1. まともな知り合いが使ってるのと同じ物を申し込む

まじ分らん時はここから。
おんぶにだっこで行け。ただしその場合は礼ぐらいはしといた方が後々いい。
自分で情報比較して選べそうなら情報だけもらうとかでもいい。

4.2. 還元率1%ぐらいのカードを選ぶ

各社のカードは利用金額に応じて何%かのポイントがついて、ポイントで買い物などが出来る。
高還元率の入門である1%還元のカードが初めは使いやすくていいだろう。

1%より高いカードは以下の様な特徴のうち1つ以上を持つ場合が多いのではじめは避けよう

  • 高還元率の期間が決まっている
    だいたい1, 2年で下方修正されることが多い。
  • リボ払い専用
    実は完全地雷では無いのだが、初心者には扱いが難しすぎる。
  • 利用可能な店舗が限定されている
  • 年会費が高い
    あるある。はじめは年会費無料的なカードから入ろう。

ちなみに前述の「知り合いに聞く」パターンで特に理由なく1%未満のカードを使っている場合はその人には聞かない方がいい。

4.3. 年会費無料のカードを選ぶ

コストは基本下げた方が良い。
ただし、他と比べて年会費以上のリターン差が得られるならアリ。

4.4. ポイントサイト経由で作成する

ハピタス等のポイントサイト経由で作成すると結構な金額のポイントが得られる(数千円程度)。
可能なら拾えるお金は拾っておこう。

4.5. ネット銀行とセットにする

SBIや楽天と言った大手ネット銀行では、カードの引き落としがあるだけで毎月ポイントがもらえたりする。
払うべきお金をカードで払うだけでお金が拾えるのは美味しい。

4.6. スマホとセットにする

スマホのキャリアと関連があるカードを使うとボーナスが多いことが多い。
また、これらのキャリアはネット銀行とも連携できるケースが殆どなので合わせて口座を作っておくと良い。

4.7. VISA? Master?

とりあえずVISAで良いと思う。

4.8. ポイントを支払いに充てられるカードを選ぶ

できれば。
ポイントが支払額を超えることは無いので、基本的にこのシステムのあるカードを選ぶとポイントの用途を全く考えなくて良い。
ポイントの消化のための無駄な買い物も無くなって良い。

5. 使い方

これを守っておけば基本OKなもの。

5.1. 先に金を用意しろ

10万円の物を買いたかったら、まず引き落とし口座に10万以上いれてから買え。
金 is 先。
「買ってから引き落としまでに10万円入れればいいや」と思っている奴は、すぐにカードを使うのを辞めろ。

5.2. 月に限度額の1/2以下しか使用してはいけない

原則コレです。
例えば月末締めで、支払が26日のカードだと枠が復活するのが27日とかです。
家賃が20日に引き落としとかだと、20日の時点では支払い前の前月の家賃と、今月の家賃の2回分が載るタイミングがあります。
よって、定常的に使える金額は限度額の1/2以下である必要があります。

5.3. 家計簿アプリを入れろ

無料版でも金融機関とか決済手段を4つ程度は登録できるサービスが多い。
ここに、少なくともカードと引落口座を登録する。絶対入れろ。
こうすることで、いつ引き落としがいくら発生して、引落口座にいくら入っているかを何時でも確認できる。
なんなら買い物する前は必ずこれをチェックすれば金が足りないことにも即気づける。

5.4. まずは決まって払わなければならない物を払え

公共料金(水道・光熱費)やスマホ代など、いつも払っているモノの払い方をカードに変えるのがオススメかつmust。
支払い可能かつ、金額が変わらなければ家賃をカードで払うのはかなりオススメ。
100万つかうとボーナス!」みたいなカードは結構あって、基本の生活費だけでほぼクリアできるならアリアリ。
そのために無理して買い物増やすのはNG。

代表的なものを念のため以下にまとめる

[ほぼ払えるもの] * 水道 * 電気 * スマホ代 * ネット代 * 税金

この辺かき集めると一人ぐらしでも、1万ぐらいは越えるので、毎月100円相当のバックになる。

[払えたらラッキー] * 家賃 * 保険料

カード枠の上限を上げるには継続して支払いをし続ける必要があるので固定を払うのは増枠修行に最適だ。
これらの物は「現金だったら支払えるけど、カードだったら危なくて支払えない」という理屈は通らない。

5.5. ポイントは可能な限り即使え

溜めるな。
溜めている間はカード会社に無利子で金貸してるのとほぼ同じだ。

6. クレカでのメリット

作り方とか基本的な使い方の方が大事だったので、メリットについてはここで触れておく。
デメリットは上記の使い方を守ればほぼ無いので(保険として一応現金持っとけよぐらい)今回は書かない。
言うならば上記の使い方を守らないと破綻するのがデメリット。

6.1. ポイントが付く

払わなければならない物をカードで払うだけでキャッシュバックされていく。
ポイントが付くからという理由で買い物をしなければOK。
ぶっちゃけ、管理できないなら固定費の支払い専用にしても良い。
収入が余り多くない人でも、家賃払えるケースでは年間1~2万程度は何もせずとも節約になる。

6.2. 収支管理が楽

今や利用履歴はスマホでほぼリアルタイムで見れる。
カードの決済の仕組み上、確定に1~2週間のラグがあることはあるが、従来の紙で月一回明細が送られてくることと比べたら圧倒的に管理しやすい。

6.3. カードでないと買えない商品が買える

受注生産品等は、購入者の支払い能力の信頼証明としてクレカを利用しているところが多い。
代引きだと受取拒否されると実質キャンセルできてしまうので、受注生産品でクレカ必須にするのは当然の処置。

それ以外でも、海外との決済では基本的にはクレジットカードが必要であることが多い。

7. その他注意点

その他のあるある注意点。
以上で大体だ。うまいこと基本固定費だけを支払って、拾えるポイントを拾っておこう。

7.1. 電子マネーチャージ系は特定組み合わせ以外ではポイントが付かない

例えば  

SuicaであればViewカードからのチャージ
PayPayであればPayPayカードからのチャージ
楽天Payであれば楽天カードからのチャージ

であればポイントが付く。それ以外はつかない。
損はしないけど、特はしないケースがある。
良く使うサービスであればそれらも考慮してまとめるのが吉だ。

7.2. 年会費永年無料

永年ってしばらく無料という意味で「永久とは言っていない」。
しばらくチェックしてなかったらいつの間にか有料に…みたいなケースもあります。