わくわく計算ライフ

ドムプラをキメつづけるブログになりつつある。

動画学習のススメ

おっさんはおっさんでアウトプットを出すために勉強をしなければならないのです。
ここ1,2年で動画学習が入りには良いなと感じたので、動画学習の位置づけとか活用方法についてつらつらと書いてみたいと思います。

1. 動画学習とは

ここでは、学習対象のコンテンツを動画セミナー形式で解説したものを使用して学習することを指します。
様々なプラットフォームでコンテンツが展開されていますが

無料の物であればYoutube、有料の物であればUdemyが有名です。

なお、おじは基本的にはITエンジニア界隈で一応物作りする人類に多分カテゴライズされるので、
それから遠い人だと今回の記事はどこまで役に立つかはちょっとわかりません。
近い方は「もうやっとるわ」という内容も多いかもしれません。

2. 動画学習の立ち位置

おじが感じている動画学習の立ち位置を図に示します

動画学習の立ち位置

この図に示すように、動画学習は理論と実践の間を埋める架け橋になる要素だと考えています。
逆に言えば私にとって、架け橋になっていない動画コンテンツは評価が低くなります。

何かを作ろうと思ったときに、いきなり手を動かすと何から手を付けて良いかわからなかったり、逆に手持ちの効率の悪い武器で戦い続けることで体力を割かれたりします。
一方、書籍の様なもので理論の学習から入った場合、学校教育あるあるの「三角関数とは一体人生の何の役にたつのか」みたいな目的が無く、モチベーションが上がらず、頭に入りづらい状態に陥ります。

この双方の状態に陥ると開始即停滞期になり、その後根性が無ければ、気力切れでフェードアウトというのが良くあるパターンです。
この問題に陥らないようにするには、全体を俯瞰して地図を描いた上で、理論学習と実践をバランス良くやるのが良いんですが…

なんもわからん初心者が全体を俯瞰してプランを建てられるわけがないよな?

という問題があるわけです。
ここで、動画コンテンツが参上するわけです。
優良な学習動画作成者は実践を想定したストーリーを基に理論や技術の解説を展開しています。
つまり、動画コンテンツ自体に学習プランの立案を代行してもらうことで学習開始時のハードルを下げる効果が望めます。

3. それ以外の動画学習の利点

前述の学習プラン立案の代行以外の動画学習コンテンツの利点について挙げます。

3.1. ペースが強制される

動画は動画のペースで学習がすすみます。
もちろん、途中で止めたり再生速度を落としたりは可能ですが、その時点で「コンテンツについていけていない」ということが物理的に露わになります。
この段階でコンテンツのしゃべりの速度に差があるとは言え

  • 合わないからあきらめる
  • より初歩のコンテンツから改めて学び直す

と言った判断がしやすいです。

3.2. イメージが付きやすい

ハンズオンで学習しながら、答え合わせをしながら学習可能であるためイメージがしやすいのは利点です。
逆に言えばイメージがしづらい場合はコンテンツの質が高くないか、コンテンツ視聴に必要な前提知識が不足していると考えられます。

3.3. 再生速度が可変

21世紀社会では音声再生技術が発展したので再生速度を変えても、変に声が高くなったり低くなったりしづらいです。
よって、学習シーンに応じて再生速度を変えることが可能です。
これにより以下の様な学習戦略を建てられます。

(1) ざっと視聴してから細部を確認する
速い再生速度でコンテンツを舐めて、全体を把握したのちに、再生速度を落として細かいところを学習していく。
比較的難易度の低いコンテンツで有効な学習戦略。

(2) 普通に学習して復習は高速再生
動画での復習を高速再生することで復習時間を短縮します。
一度学んだ事なので、高速でも聞き取れることと、理解が不十分な個所を上げた再生速度についていけるかで比較的客観的にチェックできる点が良いです。

キモとしては、効率良い反復学習による知識の定着と、再生速度に理解が追い付いているかどうかで定着度がチェックできる点でしょう。

4. 動画学習の注意点

動画学習における注意点についていくつか。

4.1. 意外と高い

まともな動画コンテンツは作成コストがめちゃ高なので、お値段がそこそこします。
セールなどを利用したり、事前に評判を探ったりしましょう。
Udemyを利用していますが、Udemyは30日以内なら理由がまっとうであれば返金できるので、マジヤバコンテンツを引いてしまった場合は返金もアリです。

4.2. 学習にパワーは必要

それなりにちゃんとした知識をしっかり学ぼうとすると、学習時間が10~20時間は余裕みたいな動画は結構あります。
間が空くと忘れがちなので、1週間のうち動画学習に回せる時間が10時間程度は捻出できるようにして、1,2週間の短期決戦で回すのがオススメです。
また、短期決戦で回す理由としては合わなかったら返金する為の締め切りに余裕を持たせるという意味もあります。

4.3. 学習後のプランは考える

動画で代行してもらった学習プランは多くの場合は各人の希望するやりたいことにドンピシャではありません。
学習後は、

  • 学習したことをベースに何か簡単なものを作成して作りながら学ぶ
  • 動画学習で得た知識を基に、体系化された書籍を読む

のいずれかをお勧めします。
基本的にはどちらを先にやるかって感じですね。結局は両方やります。
さらに水平方向に別の技術が要る場合は別の動画学習をやるのもアリです。
動画学習はコンテンツ作成の難しさから、余り難易度の高い動画は無いことが多いです。
ある程度知識が付いた人は難しい本を読めますし、読めるなら本で読んだ方が密度が濃い場合が多いので。

余談ですが、前提知識がついてきて書籍が容易に読めるようになると良著のコストパフォーマンスはとんでもなく高いことに気付くとは思います。
アイツら読むのが難しいだけで中身は詰まっとんのよ。

5. まとめ

という訳で、今回は動画学習について体験から来る自分の考えをまとめました。
玉石混交ですが膨大なコンテンツから優良教材を絞り込めれば、初動でブーストを掛けられる良い学習方法だと思います。

最後にワンポイントとしては、クソみたいな商材を避けるには

  • 出来るだけ具体的なコンテンツに絞る
  • コネで優良教材情報を引っ張ってくる(その分野の有名な人の情報をSNSから持ってくるのもアリ)
    あくまで「その分野で有名な人」であって「SNSで有名な人」ではない点には注意

はい、こんくらいですかね。 そこまで行ったら払えるうちは躊躇なく金を払え、そして積むな(自戒込み)です。