わくわく計算ライフ

ゲーマーによる節約生活。はじまります。

iDeCoの資金拘束は大丈夫?問題ない?<後編>

前回はiDeCoの資金拘束リスクはナンボのもんじゃー!って計算してみたらFIRE目指す程度モーレツに積み立てる分には問題ないことが分かりました!
今回は続きということで、問題があるケースとかより詳細な資金繰り戦略とかFIRE後の世界について考えてみます。
ハァ...微分したい。

1. 資金ロックが問題になるケース

3での計算により、そこそこの給料を頂いているサラリーマンが節約と資産運用でFIREやSide FIREを目指す場合、iDeCoの資金拘束デメリットはそれほど脅威にならないということはわかったと思います。
とは言え人生いろいろ、資金拘束がリスクになりそうなケースをいくつか挙げてみます。  

1.1. 極貧FIREのケース

労働が本当に嫌で、生活費を極限に削って月6万程度で仙人みたいな時給自足FIREを目指す場合。
資産総額がかなり小さくなるため、相対的にiDeCoによる資金割合が増えてしまい、病気などのイベントに対応できないリスクが発生することが起こりえます。
このケースでは労働をしないため、iDeCoによる控除で相殺するといった行動もとれないのもオススメしないポイントです。

1.2. 自営業者で掛け金を掛け過ぎるケース

自営業者はサラリーマンの3倍近い月68,000円まで拠出できます。
これをフルでやってしまった場合、38歳3,000万円スタートの時点でiDeCoの割合が40.8%。
前回記事の3.3と同様の計算をすると、60歳時点で資産の96.7%がiDeCoになってしまいます。
さすがにこれは危ないので、積立金額を見直す必要があるでしょう。
逆に、より短期で事業で一気に稼ぐ!という場合はフル拠出しても問題はなくなります。

1.3. 急になんか始めちゃうケース

いざ労働から解放されたら暇でなんか事業とか始めちゃうやつ。
小さい金額からスタートできれば問題ないが…その辺は計画的に。
事業やるなら事業用の資金は別に用意しようね。

2. モデルのおさらい

3000万円Side FIREモデルのおさらいをすると

  • 3000万円を目指して年200万円を15年積み立てる
  • 資産収入で出す生活費は10万円/月=120万円/年
  • 現役時の生活費は12万円/月=144万円/年
  • 新人から15年間で年収300万~600万円にほぼ線形で伸びる想定
  • 年収400万ちょいで15年で一応行けるから上記の平均は450万なので多分OK

こんな感じです。年収のくだりは今時そんな会社多くないのでは?というのがあるので1回は転職する感じでしょうか。

3. 積み立て戦略

積立内容をより深く分析して、戦略を立てます。

3.1. 実際にはいくら積み立てなければならないか

200万円/年≒16.7万円/月 の積立...しんどくない?余暇とか若い時間楽しめないんじゃ…という不安あると思います。
めっちゃ我慢して、若い時期を犠牲にして40歳手前で得られるのがセルフ生活保護ってちょっと寂しいですよね(医療費も無料じゃないのでそれよりしんどい)。
ただ、これは目標の3,000万円を等割した時の積立額、実際は運用益もこれにかかってくる感じです。つまりもうちょい少ない。
目標が15年程度以上であれば長期投資のリターンに収束する可能性が高いのでそれを考慮して正味積み立てる必要がある金額を再計算します。

以前の積立記事で作成した積立予測の表です。
docs.google.com

I列の数値に注目してください。これは、積み立てでできた資産のうちで資産自体が生み出した収入が占める割合になります。
15年すなわち180か月後にはこれはおよそ全資産の36%となっています。
よって、定額を積立て続けるケースでは残りの64%が実際に自分で工面する金額となります。
若いうちは収入が少ないので積立額が小さいであろうことを考慮しても30%程度資産収入でカバーできると仮定して、残りの70%である2,100万円分を作る感じです。
これを1年に直すと140万円。一か月ではおよそ12万円弱となります。
当初の計算より5万円少なくなりました。

3.2. 収入が少ないうちはしゃーない

生活費144万円 + 積み立て140万円 = 284万円 が平均的に必要な資金。
年収300万円の手取りが236万円程らしいので、-48万円。月4万足りてない計算ですね。つまり8万円程度しか浮きができない。
若いうちは仕方ないのでここは積立はそこそこに3万を投信つみたて、3万を現金と2万を自己投資って感じでしばらく行くのが良いと思います。
給与が増えてきたら投信積立を徐々に増やしていって、12万越えを最終的に目指す感じですね。

3.3 生活費具体例

生活費12万は結構攻めてますが、車の要らない地域で家賃を6万円程度に抑えれば十分行ける金額です。

項目 金額
家賃 6万円
食費 3.6万円
水道光熱費 0.7万円
通信費 0.2万円
被服費 0.5万円
医療費 0.5万円
保険 0.5万円

ざっくりこのくらいのイメージでぜいたく品や交際費は自己投資費用から捻出します。
大きくて頑張れるところは食費の自炊率ぐらいですね。
保険は掛け捨ての安い医療保険って感じで資金が溜まってきたら外す感じです。 自炊が趣味の人は強い。

ちなみに自己投資の2万円分は、交友や学習を含めきっちり活用して生活費の補填には回し過ぎないようにしましょう。
これ大分ギリギリ感ありますね。一応できなくは無いぐらいのイメージ。
15年後に年収600万に到達しているならば、手取りが420万ぐらいあるはず。
一方で月の生活費を1万上げるごとにトータルでは180万多くなるので、達成を2年伸ばして月の生活費を2万程度上げた方が気楽な気がしますね。
もしくは本業以外で軽い収入を持つみたいな感じで頑張るとかですね。

4. FIREそのあとに

以上から、そこそこの収入に到達できる人がかなり切り詰めれば40手前でFIREは一応無理なさそうだなという結論にはなりました。

4.1. やっぱりSide FIREが良いのでは

しかし、それなりに節約とか頑張る必要があり、15年程度の頑張り生活で得られるリターンがセルフ生活保護ってどうなんかなって思いましたね。
生活保護と違って課税もされるし、医療費も無料ではないですしね。
なんで、それなりに豊かに暮らすにはやっぱり手に職をつける必要はありそうです。
平行して、一応最低限以上の利益が得られる見込みがあるやりたい仕事を平行して見つけていくのがカギとなりそうです。
そうしないと、老後に何やってよいかわからなくて急に老け込む会社人間みたいになってしまいますからね。
ちなみに収入ではなく利益とそしたのは健康リスク等がある仕事はその分を差し引いて考える必要があるからです。

4.2.労働力のダンピング問題

「お金があるから好きな仕事をします!」っていうのは大いに結構なんですが。
楽さだけで選ぶのはどうなのかなと思っています。
「楽だけど安い仕事」ってスキルの無い人に取っておかないと、スキルのまだない若者がくいっぱぐれたりしそうで熟年者の道楽で取られるのはいかがなもんかなーって気持ちが結構あるんですよ。
しかも、ここまでこれたってことはそれなりに仕事のスキルも高いはずなんでそれを活かさないのはもったいないというのがあります。